ジョジョの「レース」、数学で解けるって知ってた?

アニメ『スティール・ボール・ラン』(ジョジョの奇妙な冒険 第7部)、観た?

昨日4月12日にはNetflixでウォッチパーティーも開催されて、SNSでもめちゃくちゃ盛り上がってたね。19世紀のアメリカを舞台に、サンディエゴからニューヨークまで約6000kmを馬で横断するっていうとんでもないレースの話。

で、ここで問題。

「6000kmを50日間で走破するには、1日平均何km進めばいい?」

……これ、まさに中1数学の方程式の文章題だよね。

「速さ・距離・時間」の問題は、中学数学の中でもトップクラスにみんなが間違える単元。今日はこの文章題の「どこで間違えるのか」「どう考えれば解けるのか」を、ジョジョのレースを使って解説するよ。

72%
の中1生が「速さの文章題」でつまずく
3つ
の公式を混同するのが最大の原因

そもそも「速さ・距離・時間」の関係って?

まずは基本の3つの公式を確認しよう。

速さの3公式
速さ = 距離 ÷ 時間
距離 = 速さ × 時間
時間 = 距離 ÷ 速さ

覚え方:「き(距離)・は(速さ)・じ(時間)」の図を書いて、求めたいものを隠す!

ここまでは「知ってるよ」って人が多い。問題は、これを方程式の文章題で使うときに起きる。


みんなが間違えるポイント3つ

間違い① 単位をそろえない

👦
先生、「時速4kmで30分歩いた距離」って、4×30=120km…ですよね?
👨‍🏫
30分で120km歩けたら人間じゃないね(笑)。「時速」なのに「分」をそのまま掛けちゃダメだよ。

これ、本当に多い。「時速」には「時間」、「分速」には「分」をセットで使うのが鉄則。

よくある間違い

時速4km × 30分 = 120km
→ 単位が「時速」と「分」でバラバラ!

正しい解き方

30分 = 0.5時間 に変換してから
時速4km × 0.5時間 = 2km

間違い② 何をxにするか迷子になる

文章題で方程式を立てるとき、「何をxとおくか」で手が止まる生徒がすごく多い。

コツはシンプル。「求めたいもの」か「わからないもの」をxにする。

例題: ろっくさんは家から駅まで2.4kmの道のりを、はじめは時速6kmで走り、途中から時速4kmで歩いたところ、全部で30分かかりました。走った距離は何kmですか。

この問題、走った距離をx kmとおけば——

だから方程式は:

x/6 + (2.4 − x)/4 = 0.5

方程式を立てるコツ
① 求めたいものをxとおく
② 残りをxで表す(全体 − x)
③ 「合計=○○」の等式を作る
単位をそろえてから代入する

間違い③ 方程式を解くときの計算ミス

上の方程式を解いてみよう。

x/6 + (2.4 − x)/4 = 0.5

両辺に12(分母6と4の最小公倍数)を掛けると:

2x + 3(2.4 − x) = 6

2x + 7.2 − 3x = 6

−x = −1.2

x = 1.2

答え:走った距離は 1.2km

ここで多いミスが、分母を払うときに全部の項に掛け忘れること。右辺の0.5にも12を掛けて6にするのを忘れる人、めちゃくちゃいるよ。


練習問題:スティールボールランで考えてみよう

練習問題
ジャイロとジョニィは、ある区間180kmを馬で走ることにした。前半は時速30kmで走り、後半は馬を休ませながら時速20kmで進んだ。全体でちょうど7時間かかったとき、時速30kmで走った距離を求めなさい。

ヒント: 時速30kmで走った距離をx kmとおくと、時速20kmで進んだ距離は…?

答えを見る

時速30kmで走った距離を x km とおくと、時速20kmの距離は (180 − x) km

方程式:x/30 + (180 − x)/20 = 7

両辺に60を掛けて:

2x + 3(180 − x) = 420

2x + 540 − 3x = 420

−x = −120

x = 120

答え:時速30kmで走った距離は120km

(検算:120÷30 + 60÷20 = 4 + 3 = 7時間 ✓)


もう1問!単位変換つき

チャレンジ問題
ジョニィは馬で分速500mのペースで走っている。このペースで1時間40分走り続けると、何km進めるか?
答えを見る

ステップ① 単位をそろえる

ステップ② 距離を求める

ステップ③ kmに変換

答え:50km

ポイントは「分速」だから「分」に変換すること。「時速に直してから計算」でもOKだよ(分速500m = 時速30km → 30 × 5/3 = 50km)。


まとめ:速さの文章題はこの3つだけ意識しろ

テスト前にこれだけ確認!
① 単位をそろえる(時速↔分、分速↔時間は必ず変換)
② xのおき方を決める(求めたいもの or わからないもの)
③ 分母を払うとき全部の項に掛ける(右辺も忘れずに!)

ジョジョのキャラたちは「覚悟」でレースを走り抜くけど、数学の文章題は「覚悟」じゃなくて**「手順」**で解ける。やり方さえわかれば、あとは練習あるのみ。

方程式の文章題は福岡県の公立高校入試でもほぼ毎年出るから、今のうちにしっかり練習しておこう。わからなかったら、いつでも聞いてね!

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