飛行機にモバイルバッテリーの制限?

4月24日から、飛行機に持ち込めるモバイルバッテリーが**「1人2個まで、160Wh以下」**に制限されるってニュース、知ってる?

修学旅行でスマホの充電器を持っていこうとしてる人、要注意だよ。

ところでこの**「160Wh」**って、何の単位かわかる?

「Wh……ワット……時??」って思った人、正解。でもちゃんと説明できる?

実はこの「Wh(ワット時)」、中2理科の電力の計算に出てくる超重要単位なんだ。そしてここ、テストでめちゃくちゃ間違える人が多いポイント。

今日はこの「電力」の計算をバッチリ攻略しよう。


まず基本:W(ワット)って何?

👦
先生、ワットって電気の強さ?
👨‍🏫
惜しい!ワットは「電力」の単位。1秒間にどれだけの電気エネルギーを使うか、だね。

電力の公式はこれ。

電力の公式
電力(W)= 電圧(V)× 電流(A)
ドライヤーが100Vのコンセントで12A流れているなら → 100 × 12 = 1200W

ここまではOKの人が多い。問題はここから。


落とし穴①:「電力」と「電力量」を混同する

よくある間違い

「電力量を求めなさい」と聞かれて
W = V × A で答えて終わる

正しい考え方

電力量は電力 × 時間
単位は Wh(ワット時)J(ジュール)

ここが最大のひっかけポイント。

モバイルバッテリーの「160Wh」は電力量の話。つまり「どれだけの電気エネルギーを蓄えられるか」ってこと。

具体例で理解しよう
20Wで充電するスマホを8時間充電したら → 20W × 8h = 160Wh
これがギリギリ飛行機に持ち込めるバッテリーの上限ってわけだね。

落とし穴②:単位の変換でパニックになる

テストでよく出るのが**「J(ジュール)で答えなさい」**パターン。

単位変換のルール
1Wh = 3600J
(1W × 1時間 = 1W × 3600秒 = 3600J)

つまり 電力量(J)= 電力(W)× 時間(秒)
70%
の生徒が「秒」への変換を忘れる
3600
1時間 = 3600秒(超頻出)

「時間の単位」に注意!

ここを混ぜるとすべて崩壊する。テスト中に「あれ?」ってなったら、まず単位を確認しよう。


落とし穴③:オームの法則と混ぜてしまう

中2理科では「オームの法則」と「電力の公式」が同時期に出てくるから、ごちゃ混ぜになりがち。

整理しよう!2つの公式
オームの法則: V = I × R (電圧 = 電流 × 抵抗)
電力の公式: P = V × I (電力 = 電圧 × 電流)

似てるけど全然違う!
オームの法則 → 回路の中の電圧・電流・抵抗の関係
電力の公式 → 実際にどれだけエネルギーを使うか

応用問題でよく出る合体パターン:

「10Ωの抵抗に2Aの電流が流れている。この抵抗で消費される電力は?」

  1. まずオームの法則で電圧を求める:V = 2A × 10Ω = 20V
  2. 次に電力を求める:P = 20V × 2A = 40W

この2段階を踏めるかどうかが、テストで差がつくポイントだよ。


練習問題:やってみよう

【問題1】 500Wの電子レンジを3分間使った。消費した電力量は何Jか。

【問題2】 あるモバイルバッテリーは5V・2Aで充電でき、容量は50Whである。このバッテリーをフル充電するのに何時間かかるか。

【問題3】 20Ωの電熱線に100Vの電圧をかけた。この電熱線の電力は何Wか。


解答

【問題1】 電力量(J)= W × 秒 = 500W × (3×60)秒 = 500 × 180 = 90,000J(9万J) → 「3分」を「秒」に変換するのを忘れずに!

【問題2】 まず電力:P = 5V × 2A = 10W 充電時間:50Wh ÷ 10W = 5時間 → Whの意味がわかっていれば簡単だね。

【問題3】 まずオームの法則で電流:I = V ÷ R = 100V ÷ 20Ω = 5A 電力:P = 100V × 5A = 500W → 2段階で解くパターン。これが入試に出る!


まとめ

モバイルバッテリーの「160Wh」って聞いて、「ああ、電力量ね」ってサラッと言えたらカッコいいよね。

今日のポイント3つ
電力(W)と電力量(Wh・J)は別物! 時間をかけるかどうかの違い
Jで答えるなら秒に変換。 1時間=3600秒を忘れるな
オームの法則と電力の公式は2段階セット。 組み合わせ問題が入試に出る

ニュースに出てくる単位がわかるようになると、理科の勉強がちょっと楽しくなるよ。「あ、これ授業でやったやつだ」って思える瞬間を増やしていこう。

電力の計算、わかったつもりで終わらせない。 上の練習問題、もう一回自力で解けるか試してみてね。

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